円高を悲観する声ばかりですが、
一歩ではこのようなことも起こっています。
円高によって、日本の外貨資産の価値が上がって、
「財務省が7日発表した8月末の外貨準備高は、前月末に比べ676億2400万ドル増え、1兆2185億100万ドル(約93兆円)と、7月(1兆1508億7700万ドル)を上回り、2か月連続で過去最高となった。」(2011年9月7日読売新聞)
そうです。
これにより日本は海外の資源や
企業の買収を進めやすい状況になっており、
日本が必要としている資源や
買収した企業が保持している特許等を含めた
資産の取得を進め易い状況にはなっています。
円高と言うのは、けっして悪い側面だけではなく
うまく利用して、今後の日本に活かせるような
対策をとっていくことが大事だと思います。
これを日本が国の政策として行っていくような政策をとっているかは
また別の話ですが・・・。
日本経済
マスコミなどで、
日本の今後のことを悲観するようなニュースを多く見かけますので
心配はしておりますし、震災や災害でそれぞれの立場で
大変な思いをされている方々がいらっしゃることも
知っております。
確かに、日本の現状を憂うようなことも多くありますし、
立場によって大きな不安や不満を抱えることは当然のことですので、
そのことへは改善や支援を行っていかなければなりませんが、
総合的には今後の日本について
必要以上に悲観する必要はないのではないかと思っております。
震災時の冷静な日本人の態度や
特に経済については、
こんな意見もあり、
「この20年、日本の海外における経済力は国内の1.8倍にも膨れ上がった。海外資産は40倍、海外純資産は60倍も増加。世界中のすべての市場、業界で日本マネーを見ることができる。こうした状況の下、日本国内の経済成長も緩慢ではあるが、20年間ほとんどマイナス成長が見られなかった。これだけですでに奇跡だといえる。 」
「この20年は日本にとって「失われた20年」ではなかったのだ。むしろ、「海外で高度成長を遂げた20年」といって良い。巷では良く、「日本は海外に『1.8個分の日本』を持っている」という例えが用いられる。海外にそれだけの資産を持っているという意味だ。それに、日本は世界最大の債権国。世界の95パーセントの債権を日本が握っている。」
「経済のグローバル化で本当に得をするのは日本だ。多くの国がグローバル化の波を感じ始めたばかりなのに対し、日本はすでにその準備が整っているのである。」(括弧内すべて2011年8月30日RECORD CHINA)
震災以降も、
日本を肯定的に捉えた見解の書物も出版されておりますので、
困っている方々への支援を迅速に進めることと同時に
今後の日本に大きな希望持っても
良いのではないかと思っています。
luck