福祉コンテンツ起業の準備ブログ

福祉コンテンツ・SNS・WEB制作でのサイト立ち上げのプレBlog

電子教科書

luckチャン注目ニュース(25)

2010年12月3日にustreamで配信された

孫正義氏と田原総一郎氏の対談

「電子教科書は日本を救うか」の

12月8日から6回にわたって

講談社現代ビジネスのサイトに掲載された内容から




最終回の6回目の抜粋と要約




田原:自動車メーカーはどうやれば20年後に生き残れるか。


孫:シリコンバレーから、あるいは


  日本にいるコンピュータに詳しい頭脳を持った


  学生を優先的に自分の会社に入れることです。


  ・・・1台に20台入っているマイクロコンピュータを


  1
台あたり50台にする、


  さらにもっと優れたチップにしてセンサーと全部連絡をし、


  クラウドと交信する、と進化させていかなければいけない。


田原:日本の自動車会社はこのままじゃあ20年後にないですよ。


    なぜならば、それは中国や韓国やバングラデシュやインドで、


    決定的に安い車が出来ちゃうからです。


孫:そもそもグーグルが今やっている新しい自動車って何かっていうと・・・。

田原:グーグルが自動車をつくってるんですか?


孫:車を人間が操縦しないんです。


  ロボットカーです。ロボットがすべてを操縦するんです。


  ・・・運転手も腕組んで、コーヒー飲みながら、本を読みながらでいい。


  車のなかにあるコンピュータが並列処理で、

 
  200個くらいある高速カメラ、レーザーカメラが360度スキャンする。


  通りすがる相手側の自動車、横切るおばあさん、


  信号、曲がり角、下り坂上り坂全部を


  コンピュータの目がブワーッとスキャンしながら、


  それで目的地に交通渋滞を避け、ブレーキも掛けたりする。


  この自動車、グーグルが6台かな、


  常時走らせて、グーグルマップのストリートビューの画像は


  そのロボットカーで撮影していっているんです。


  ・・・人間がクルマを運転すると交通ラッシュの時でも


  7%しか道路を有効活用していないんですよ。


  ラッシュの時ですら、道路って93%は空き地なんです。


  ・・・ロボット運転自動車だけになったらどうなるかというと、


  交通ラッシュがなくなって、常に事故を起こさない


田原:高いんじゃない、値段は?


孫:コンピュータですから最後は二束三文になる。


田原:今ある大企業が20年後に今のままではほとんどなくなるということです。


孫:大事なところは、組立業ではなくて、


  今言ったロボットカーのようにインテリジェンスの


  コンピュータで勝負するという時代になったということです。


田原:肉体労働で勝負しようとするなら


   バングラデシュ並みの給料になっちゃう。


   それが嫌だったら肉体労働じゃない、


   インテリジェンスで勝負しようと。こういうことですね?


孫:そうです。だからね、


  今すぐ電子教科書だIT国家だというと、


  「それを使えない人たちは落ちこぼれて、どうしますか」


  という質問が必ず出るんだけれど、


  いやいや、30年後の日本の中心的労働者を育てるために


  今の10歳、7歳、15歳を教育しましょうということです。


  30年なんてすぐくるんです。20年なんてあっという間です。


田原:孫さんと知り合ってもう20年以上たつ。


    孫さんに最初取材したときは、社員が3人だった。


孫:あっという間に20年なんてたちます。


  だから日本の子どもたちの教育というのは


  大学の受験に通らすための教育ではなくて、


  その受験を通らすための子どもを作るための教育ではなくて、


  日本の国家を作るための、


  日本の天下国家を作るための教育であるべきです。


田原:一番問題なのは日本の政治・・・


   予算で言えば、歳入が37兆円、歳出が92兆円、


   借金が44兆円プラス10兆円。ムチャクチャでしょう。


   ・・・健全化するためには、誰が考えてもやっぱり歳入を増やす、


   増税しかない。


   だけど国民は増税を嫌がっている。


   じゃあ増税が嫌なら歳出を減らす、


   福祉を減らす、


   地方へのカネを減らす。


   それも国民は嫌がっている。


   何にも出来ない・・・。


   日本は三倍使っているんですよ。収入の。


孫:唯一ある答えは何か。


  今すぐの問題解決は難しい。


  じゃあ30年後はどうか。


  30
年後まで、日本のGDPを毎年平均で1%ずつ伸ばしたいか?


  1%伸ばすと日本のGDP700兆円になります。


  2%伸ばしたいか。2%伸ばすと900兆円になります。


田原:すると借金を超える。


孫:・・・農業で増やせますか。漁業で増やせますか。


  ・・・農業、漁業全部足して、日本のGDP2%しかない。


  ・・・教育すべき日本の労働人口をどこに持って行くべきかというと、


  倍にしてもたった10兆円しか増えないところに持っていくんじゃなくて、


  700兆円増やすためには、そのうちの40%をまかなうITなんです。


  ・・・頭脳で稼ぐ、頭脳労働者で稼ぐ。


  これをやると、残り60%の成長も単純労働のものづくりではなくて


  頭を使うものづくり、頭を、IT を使った流通、ITを使った金融サービスになる。


  ・・・30年後に100万倍の能力のコンピュータが生まれる。


  これ一台で4億年分の新聞が入ります。


  そうすると社会はどう変わるか、仕事はどう変わるか。


  皆さんが社会人になった時、仕事は、社会はどう変わると思うか。


  その絵を描け。それを議論してくれ・・・


  だから単に単純労働で労働賃金の低い組立業、農業でも労働賃金の低い、

 
  700%の関税で人工的に守られているというようなところに


  すがりついていちゃあだめだ。


  農業もITを使って、


  日本の優れたタネとか農業の工法を科学的なもの、


  ITを使って磨き、そのタネをベトナムで植える、


  カンボジアで植えると。


  そうやって世界に打って出る。



  TPP
の時代でも競争力を保てる農業に変えなきゃいけない。


田原:孫さんの本音はこれまで30年は当たってきたね。

   ・・・少なくとも今までの30年間、


   孫さんが言ったことは間違っていなかった。


   これからは分かりませんが、


   たぶん、そうとう信用出来るとは僕は思っています。

人気ブログランキング

luckチャン注目ニュース(24)

介護,介護保険,介護IT,介護ロボットの情報サイト「セブンスラック」



引き続き、2010年12月3日にustreamで配信された

孫正義氏と田原総一郎氏の対談

「電子教科書は日本を救うか」の

12月8日から6回にわたって

講談社現代ビジネスのサイトに掲載された内容から




5回目の抜粋と要約




田原:愚問かも知れませんが、パソコンで・・・


   漢字が書けなくなった。ITになるとそういうことが起きません?



孫:漢字が書けないというのはある意味での退化なんですけども、


  逆に言うとそれも進化だと僕は捉えている。


田原:便利になると、みんな苦労しない。


   そのかわりでどんどん退化するんじゃないかと思うんです。



孫:便利になって効率を上げていく部分と、


  たまにはこうやってお会いして目を見ながら雰囲気を見ながら、


  ・・・こぞという急所のときに、


  「やっぱりお会いして話をしましょう」と・・・


  だから僕は毎月海外に行っています


田原:電子教科書も反対じゃない。


   だけど、効率がいいもんだから、


   だんだん教師がサボタージュして、


   手抜き手抜きになるんじゃないかというのが心配なの。


孫:小学校の先生方が


  生徒に直接指導するために


  費やしている時間のパーセンテージは、


  実は全体の37%・・・


  あとは点付とか事務連絡とか明日の授業の準備とか、


  そういうことに残りの63%を費やしている。田原:雑用が多すぎるんだ。


孫:だから点付けなんていうのはね、


  電子教科書で自動的にやりゃあいいじゃないか。


  先生が時間を割くのはそこではなくて、


  赤ペン先生のように、手取り足取り指導をするところ、


  あるいは「正解率の低い問題については明日の授業でさらにもう一回復習しよう」とか、


  ディスカッションをしようとか


  シリコンバレーの人たちほど、



  ・・・仕事の生産性はハイテクで徹底的に生産性を上げて、


  土日は家族とわーっと過ごす。


  そういうふうにものすごくメリハリがある。


  アートを愛するし、健康を愛するし。


田原:シリコンバレーでプールを持っているのは


   国民のごく一部で、
アメリカの平均年収は日本よりも低い。



   それに貧しい層は日本よりもはるかに多い。


   ・・・そんな格差があっていいのか、っていう話になっちゃう。


孫:・・・思想の部分として、日本は丸ごと、


  手をつないで赤信号に向かっていく、


  手をつないでみんなで沈みましょう、


  というふうになって、日本全体が世界の格差社会で沈むか・・・。


  ・・・競争を嫌うこと、国内のなかでの格差を嫌うこと、


  頑張ろうとする者・競争で抜きんでていこうとする者の足を引っ張ることが、


  格差社会の是正になると勘違いしている人が多い。


田原:それが教育だと思っている人がいる。


   そうじゃなくて、下の人を上げろと。


孫:下を上げて、上はもっと行けと。


  上がもっと行くと、さらに平均もそこに追いつこうと頑張る。


質問者d:教育というのは方法で、どういう生徒を育てるか、


      社会のニーズに沿ったような生徒を、


      先生方は真面目に一生懸命社会に送り出すのが


      務めだと思って日々頑張っているわけです。


      ・・・せっかくいいデジタルの教科書が入っても、


      それを使いこなしている子どもたちが社会に出たときに、


      社会と上手くやっていけないというか、そういう・・・。


孫:要するに生徒に何を教えるのか。


  それは国家の方針、国家のビジョンがあって、


  そのこれから30年後、50年後、100年後の


  日本の天下国家をどうしたいんだと。


  ・・・今の政治家の先生方に一番求められていることは、


  来年のマニフェストどうするかとか、


  再来年の選挙どうするかという次元のことではなくて、


  30
年後の日本の天下国家をどうするんだ、


  50年後の日本の天下国家をどうするんだと語ること・・・


  選挙の前になると、必ず墓参りと田んぼで長靴を履く。


  そうするとなんか「あの人は立派な政治家だ」と。


  ・・・(農業・漁業は)GDP2%ですよ。


  それで日本の天下国家が支えられるますか。


  そこからせめて工業化社会だし、


  工業化社会も今から30年たったら絶対に組立業では成り立たない。


  だから頭脳革命、情報革命のところに子どもたちを送り出さないといけない、


  そういうIT立国をしようというビジョンが必要です。
人気ブログランキング

luckちゃん注目ニュース(23)

介護,介護保険,介護IT,介護ロボットの情報サイト「セブンスラック」



またまた、2010年12月3日にustreamで配信された

孫正義氏と田原総一郎氏の対談

「電子教科書は日本を救うか」の

12月8日から6回にわたって

講談社現代ビジネスのサイトに掲載された内容から




3回目は飛ばして、4回目の抜粋と要約




田原:ずっと以前に孫さんにお会いしたときに、


   あなたが非常に重大なことをおっしゃった。


   私はそれが焼き付いているんです。


   2018
年頃にはコンピュータ・チップの容量が


   人間の脳細胞の容量を超える、と・・・


   今までは人間が問題を出してコンピュータに解かせてきた。


   ところが将来はコンピュータが自ら問題を出せるようになる。


   そうなると世の中は根底から変わるとおっしゃた。


田原:じゃあ人間、いらなくなるじゃないですか

孫:いらなくはならないんだけれど、


   いわゆる丸暗記というのになんの意味があるんだということになる。


   検索するよりも答えが早く出てくる


孫:人間の脳は、脳細胞の中にあるシナプスが


  「くっついた」「離れた」の二進法で動いている。


  ・・・
この数が300億個ある・・・


  人間の頭の二進法と同じトランジスタ、


  これが300億個を超えるのはいつか、


  ということを20年前に僕が推論で計算した。


  そうしたら2018年だという答えが出た・・・


  2018
年に人間の脳細胞に追いつき、


   じゃあ、そのあとどうなるか。


   そこから30年間で人間の脳細胞の100万倍になる

田原:検索するよりも早いんだ。

孫:つまり検索は指でやるでしょう。

田原:人間が入力したするする必要がないんだ。

孫:ええ。要するに頭の中で、


   「あれはなんだろう」と思った瞬間に答えが頭に浮かぶ、


   目に浮かぶ、あるいはディスプレイに出る。


   ・・・
つまり人間の細胞っていうのは頭と、


   たとえば指が神経細胞で繋がっていて、


   微弱な電流が流れているわけです。


   電流でその神経に命令をしている。


   つまり「人体内ローカルエリアネットワーク」です。


   脳と通信をしている。しかも通信の媒介は電流です。


孫:そうです。・・・無線で通信する。これをテレパシーと呼ぶ。


孫:30年後のソフトバンク、何をやっているの? 

     300年後のソフトバンク、何をやっているの?」というなら、

     「ソフトバンクというのはテレパシーカンパニーだ」と言えるかもしれない。
     
     ・・・科学的にやる。だからそういう時代がくる

田原:そういう時代だと、脳もいらなくなるんじゃないですか?

   コンピュータのチップも通信をします。


   記憶は全部電流でやっている。


   同じ電流で、しかも二進法です。


   人間の脳細胞とまったく同じ役割です。



   ということはこのチップをですね、


   ペタッと額に貼る。


   そうすると、ペタッと貼ったチップと脳が通信をして、


   思い浮かべたこと、あるいは自分の記憶の延長として


   、「外脳」がチップに入る。


   人間の左脳、右脳に対して、


   外脳のチップ、


   これが人間の脳の100万倍の容量を持つようになる。

田原:そうするとたとえば僕がペタッと貼っておき、


   孫さんがペタッと貼っておくと、


   僕が思ったことを、


   僕がしゃべらなくても孫さんは分かってしまう?


   「田原はこんなことを今思っている」と。

田原:本当のテレパシーだ

孫:イマジネーションする、想像する、クリエイティブする、

    それが人間の脳の役割です。
  
      ・・・よりアートだとか、哲学だとか、愛だとか、


  その問題解決、提案能力、企画能力として必要なんです。

田原:コンピュータには創造性というのはないんですか。

孫:いずれ出てきます。

田原:ホント、人間いらなくなっちゃう。

孫:でもね、いずれ出来るようになります。


    いずれ出来るんだけれど、


    その彼らと人間が、ある意味、競い合いながら、



    でもある意味、融和しながら進化するという時代が、


    今から100年後にはくる。おそくとも200年後にはくる。



    ・・・
だからまさにそういう意味で


    教育の内容を変えなきゃいけないということなんですよ。


    ・・・要するに丸暗記中心で、問題を解くよりも大切なことがある。


   人間の100万倍も計算速度と記憶容量のチップがあったら、


   そんな付加価値の低いことやってどうすんの、と。

質問者a:・・・世界中の人たちがイノベーションに目覚めたら、


    製造業はどこに行ってしまうんでしょうか。・・・

孫:最後はロボットになります。


   組立業の最後はロボットになる。


   ロボットがロボットを組み立てる、


   ロボットが自動車を組み立てるというふうに最後はなります。



   ・・・「格差社会反対」って言うけれど、


   格差社会に反対ならば、世界的な格差社会の中で、


   より日本全体が墜ちこぼれになるか、


   その大きな格差社会の中で日本全体を上位の側に持っていくか、


   これが教育の基本理念、思想の中にないと・・・。


   これが国家戦略だと思うんですよね。




質問者b:電子教科書が導入されたとして、現場はどうなるんでしょうか。・・・



田原:カネは誰が出す



孫:国家が出すべき・・・iPadの配布は280円で出来ます。


   ・・・
月280円。


   ・・・
月1万3000円の子ども手当の内数として、


   月280円分の現物支給とする。


   そして残り1万2720円を現金で支給する。


   1番大切なのは子どもの頭に投資する、


   日本の未来に投資することです。・・・

    宿題の添削だとか、〇とⅩを付けるくらいは自動でやらせる。

  ・・・もっと知恵だとか知識だとか会話だとかディスカッションとか、


  そういうものに使えばいい。

質問者c:決定権者が知識に乗り遅れていて・・・

   電子教科書を使うべきなのは、


   子供ではなくわれわれ教える側のほうじゃないのでしょうか。

孫:「30%くらいがIT 関連だ」と申し上げましたけど、


   残り70%のほとんどの人もITを自分の本業で活用する、


   そういう時代になる・・・

   IT農業であり


   IT漁業であり

 
   IT流通業であり


   IT金融業であり


   ITサービス業でありというふうになる。


   あらゆる産業の基本的基礎能力として


   ITを最大限に活用するということになる。


   僕が申し上げた


   「国民の総人事異動」というのはそういうことなんです。


   ・・・脳が少し固まってしまった後に


   いろんなあとにいろんなことを覚えようとしても無理です。


   応用が利かない。


   ・・・子どもには「デジタル・ネイティブ」として生まれたときから、

   あるいは小学校の1年生、


   最初にあいうえおを書くときから、


   英語もIT 語も当たり前のように電子教科書を・・・


   最初に紙と鉛筆を使うかのごとく・・・


   使うというふうになるべきだと思います。

人気ブログランキング

luckチャン注目ニュース(22)

介護,介護保険,介護IT,介護ロボットの情報サイト「セブンスラック」



続いて、2010年12月3日にustreamで配信された

孫正義氏と田原総一郎氏の対談

「電子教科書は日本を救うか」の

12月8日から6回にわたって

講談社現代ビジネスのサイトに掲載された内容から

2回目の抜粋と要約




田原:iPhoneiPadも全部アメリカでしょ。


   なんで日本ではできないんですか。

孫:ものづくりを組立業と捉えている経営者が未だに多い。


田原:ようするに日本では組立業が中心なんです。

   トヨタにしても、パナソニックにしても、全部、組立屋なんです。

孫:そんなうちは日本はもう復活できない。


  ・・・なぜ組立業では復活できないとかというと、

 
  ・・・組立業も安い賃金で組み立てられたら競争に負ける

田原:日本は他の国の十倍も高い

孫:・・・コンピュータの情報革命を最大限に活用して、


  頭を使って頭の革命で日本の競争力を取り戻すと。


  ・・・組立業から脱却したアップルの例があります


  ・・・ジョブスが真っ先にやったのは、


  俺は組立業ではないという・・・。


  宣言をして、真っ先に工場を全部売っ払った。


  ・・・そしてスティーブ・ジョブスが宣言したのは、


  「俺は頭で勝負する、イノベーションだ」と。・・・


  一番付加価値の高いイノベーション、開発ですね、


  「そこにのみ俺は集中する。


  俺の社員に賃金の低い、付加価値の低い組み立てなんかさせない」と。


  ・・・筋肉労働の工場は全部売っ払って、


  下請けとして台湾のフォックスコンに発注した


田原:では、自動車メーカーはどうすればいい?

孫:世界最強の、例えば電気自動車なんかの設計をするしかない。


  エコカーのようにインテリジェンスを持たせたものを設計して、


  組み立ては海外でやればいい。そうしたら為替も関係ない。


田原:むしろ海外で作って日本へ輸出すればいい、円高を利用して。

孫:・・・一人当たりの賃金をもっとダーンと上げて、


  一人ひとりに喜んでもらうやり甲斐のある、


  エキサイティングな開発だ、デザインだ。


  それを本業として捉えるんだ」となると、


  明るい自動車メーカーになれる




田原:やっぱり教育に問題がある



孫:日本の復活のためには、


  日本人全体のなかで国民の総人事異動をしなきゃいけない・・・


  頭の勝負をするところに教育のコンテンツをシフトしなきゃいけない。

  ・・・情報革命にあった教育コンテンツに決定的パラダイムシフトしなきゃいけない。

田原:電子教科書っていうのは、孫さんのイメージはノートパソコンみたいなもの?

孫:・・・iPadのこういうやつが電子教科書代わりになっていると。・・・

  「教育クラウド」に繋がっていて、世界中の教育コンテンツが入っている。

  田原:たとえばこれを教育の現場に入れると、どんなことができますか。

孫:タッチすると吉田松陰の写真がパッと出てきて、


  吉田松陰を題材にしたNHKのドラマのシーンが、


  吉田松陰が船に乗り込もうとして失敗して死刑になった、


  そのへんのくだりが動画で出てくる・・・

  電子教科書だったら当然通信で繋がっているから、


  韓国の子どもたちと英語で


  「日本では幕末こうだったが韓国ではどうだったの? 


  韓国における産業革命はいつで、


  なぜ、誰がどうリードしたの? 中国ではどうなの? 


  清が外国に支配されたことは教科書ではどう習ったの?」と。


  こういう会話が・・・。・・・

孫:・・・出版社も印刷業に価値があるんじゃない。


  企画編集ですよ。


  どういう特集をするんだと、


  なんのテーマについて知識人を集めてきて討論させて、


  まさにこうして討論している状態を電子パブリッシングする。

  頭を切り換えればいいだけですよ。


  先生がレベルアップしなきゃいけないように、


  新しい時代に向けて頭をもう一回レベルアップしなきゃいけない。


  そのために、


  出版社の人々ももう一回頭を情報革命にあわせてレベルアップする。


  産業界はそれを毎年やっているわけですから。


  丸暗記に使っていた頭の労力を、


  丸暗記の代わりにそんな程度のことは検索して、

  
  それをベースにどう思うんだという会話で・・・。

田原:そういうことが自分でできたら教師っていらなくなるんじゃないの。

孫:教師は「じゃ、産業革命についてどう思うんだ」という言葉を語りかけて、


  生徒が答えたら、別の生徒に「君はどう思うんだ」と、


  教室の中で議論を巻き起こすコーディネータであり・・・。


  ・・・だから先生は賢くなきゃいけないし、


  先生の先生たる所以がそこにあると。・・・

孫:だいたい大学の試験でも教科書全部持ち込みOKです。


  ・・・教科書に書いてある答えを

 
  そのまま書き写せばいいなんていう丸暗記の問題が、


  そもそもほとんどない。


  ここに書いてあることをベースに自分が新しい提案をする、


  新しい問題解決をする、知恵で出す。・・・
田原:出版社の連中が孫さんを非常に怖がっているんですよ。


   「電子教科書になったら紙の教科書がなくなっちゃうんじゃないか」と。


  反復学習じゃなくて知恵を出させる、討論する、


  問題提起するというようなことを、


  人間が人間たる所以で


  人間の先生がガイドしていくというのがあるべき姿だと思いますね。


  アメリカの学校の教育ってすごい体験していて感動したんですけども・・・。



田原:どこが違うの、日本と。


人気ブログランキング

luckチャン注目ニュース(21)

ソフトバンクの孫正義氏は

自然再生エネルギーの他に

以前から「電子教科書」に力を注いでいます



2010年12月3日にustreamで配信された

田原総一郎氏との対談

「電子教科書は日本を救うか」の内容が面白いので

12月8日から6回にわたって

講談社現代ビジネスのサイトに掲載された内容から抜粋と要約




少し長いので

まずは、1回目の掲載から・・・




田原:日本でいちばんクラウドの最先端にいらっしゃるのは孫さんでしょう。
    
   
    今日はそのへんからまずお話をお聞きしたいと思います。



孫:これまでは会社でいえば社内にサーバーがあって、


  それにパソコンが繋がっていた。


  自宅でいえば自宅にあるパソコンで、

  
  その中のソフトやデータを使ってそのまま仕事をするということでした。

 
  これが変わった。



  ネットワークの上に全部まとめてある情報の固まり、


  それを世界中の人々が、


  まるで直接、会社の中でアクセスしているように、


  自宅の中でアクセスしているように、


  一瞬でその情報を手に入れることができる。




  ・・・ありとあらゆる情報が入る。


  ・・・「医療クラウド」という形でできると、


  日本中の病院、しかも大病院だけではなくて、

  
  小さな町のクリニックで受けた検査も、


  共通の一つの巨大なデータセンターに


  すべての病院の情報が入っている。



  ・・・検査なら検査ばかりする巨大な高い


  何億円、何十億円する検査システムがあるところで

  
  人間ドックとか受けて、


  その結果を町のお医者さんがクラウドから引き出して、


  そこでホームドクターのような形で検査結果を見ながら診断できる。

  ・・・例えば自動車業界で言えば自動車業界全部の


  あらゆる部品がすべて入っている。


  どこの整備工場でいま車検のスロットが空いてますとか、


  整備担当者の誰々が空いてます、


  ・・・なんて情報が共有できる。

  旅行に行くのでも、



  楽天トラベルもヤフートラベルも、JTBHISも、


  いろんな情報が全部「旅行業界クラウド」で調べることができる。



田原:ユーザーにとってはとってもいい・・・でも、


   企業にとって見るとね、優劣がなくなっちゃうと商売にならない



孫:上手に使いこなせる企業と、後ろからついて行く企業の差が出てくる・・・

  ・・・今までは・・・大企業であるが故のメリットだったのが・・・。

  ・・・今度は町の工場だとか町の中小企業でも、


  大企業と同じだけの情報武装ができる。


  同じように病院だって、大病院でも必ずしも力のある先生ばかりとは限らない



田原:情報も、ユーザー、患者に分かる・・・例えばがんセンターならこの医者はいいと。



孫:「見える化」が始まる・・・


  これからは資本があるところが強いというより、


  情報を上手に活用できる人々が強い。


  情報の民主化みたいなものができて、


  従って中小企業でも、


  あるいは個人のお医者さんでも優れた能力さえあれば、


  あるいは情報を活用する力があれば、


  大資本と互角に戦える時代が来た



  ・・・一つひとつを作る能力、


  真面目にしっかりとした壊れないものを作るのは


  日本の企業はいまだにすごい。


  ですけれども、それをもって世界に打って出るという攻めの部分が


  だいぶ弱まりました


田原:よく言われているのは「日本は技術は高い、しかし商売がやたらにヘタだ」と。

孫:教育に関わることなんで・・・


  ・・・なぜIT教育が必要なのかという思想・・・



  ・・・アメリカで・・・卒業検定試験を受けた・・・そのときの試験に出てきた・・・


田原:あ、アメリカの南北戦争。



孫:アメリカでは奴隷を解放するかしないかの戦争ではなくて


  ・・・農業社会の枠組みの国家から工業社会の枠組みの国家にパラダイムシフト


  ・・・これがシビライゼーション、つまり文明開化。


  農耕社会から工業社会に切り替わるシビライゼーション、


  文明国家に変えると。


  従って国家の憲法、規制、教育、全部を切り替えると。


  シビルウォーって日本ではそういう単語を聞いたことがなかったんです。

田原:枠が変わると。


孫:検定試験の会場で試験の問題を見て試験の最中に僕は初めて認識した。

  ・・・日本の学校の教科書では・・・教えてない。



  だから幕末の明治維新というのは・・・本当の枠組みは・・・




  農業に立脚した国家から、


  工業に立脚した国家に変わるというパラダイムシフトなんですね。


  アメリカのシビルウォーつまり南北戦争も、


  日本の幕末の明治維新も実はまったく同じテーマ・・・。


  今まさにわれわれが直面しているのは・・・


  一つ目の箱が農耕社会という箱、


  二つ目の箱が工業社会という箱、


  今度は三つ目の箱として情報社会がやってくる・・・


  この情報社会という新しい社会の枠組みで、


  ここに乗り移れるか乗り移れないか、


  この思想の戦いだと僕は捉えています。

田原:情報社会と工業社会はどこが違うのか

孫:人間の体で言えば頭を延長させるのが情報革命です。


  人間の体で何が一番大切か。やっぱり筋肉よりはね・・・。


  筋肉は義手とか義足が付けられます。


  でも頭を変えちゃったら別人になっちゃいます。


  ・・・いちばん付加価値の大きい部分といったら頭でしょう。


  ・・・要するにマイクロコンピュータで、


  それが心臓部として計算をし、


  そして記憶を司るメモリチップに記憶させて

 
  、口とか目とか耳に相当するコミュニケーションということで通信。


  ・・・情報革命の三大キーテクノロジーといえば、


  マイクロコンピュータのCPUと記憶のメモリチップと伝達をする通信。


  この三つの要素で、これが過去30年間で百万倍になった・・・


  次の30年間でもう一回百万倍の進化を遂げるんです。

田原:30年ということは、孫さんがアメリカにいらしてから今までに百万倍。

孫:筋肉革命から頭脳革命つまり情報革命です。


  この情報化社会を迎えるに当たって、


  さて日本はどうするんだと。


  ・・・大きな分かれ目です。


  ところが、これは話をしても分からん人がいるわけですよ。


人気ブログランキング
QRコード
QRコード
livedoor プロフィール
  • ライブドアブログ